ジベ処理完了、そして摘粒スタート――作業は次のステージへ
今年は、気候の影響でしょうか。
どの品種も、同じ畑の同じ木であっても開花のタイミングに大きな差が見られます。その影響で、房づくりが終了し、花が満開になったタイミングで行うジベレリン処理を、個々の房の開花状況に合わせて実施する必要がありました。

房づくりを終えたシャインマスカット
例年であれば2回に分けて行うこの作業ですが、今年はすべての品種において3回に分けて対応しました。
途中、雨が続いて作業が数日中断する期間もありましたが、晴れ間を狙った先週の木曜・金曜に、すべての品種のジベレリン処理を完了することができました。
そして、土日(14日・15日)は醸造用デラウェアの笠懸け。
2日間で延べ21人に手伝っていただき、無事に完了しました。
今年は多くの方に来ていただき、雨も心配されましたが作業を中断することなく、ほぼ予定通り、昨日15時にすべての工程を終えることができました。
合計14,000枚の笠を掛けてもらいました。

大人数はありがたく、作業の進むスピードが全く違います。
そして今日からは、最後の難関ともいえる忍耐勝負――
巨峰、ピオーネ、シャインマスカットのすべての房から粒を間引き、玉割れを防ぎ、形を整える「摘粒(てきりゅう)」の作業が始まりました。