いつも天野ぶどう園をご利用いただき、誠にありがとうございます。
毎年、巨峰・ピオーネを楽しみにお待ちいただいている皆さまへ、大切なお知らせがございます。
えそか症による影響について
上部の写真は現在の巨峰の様子です。
しかし、数年前から巨峰・ピオーネ系統の品種を中心に「えそか症」と呼ばれるウイルス性の病気が広がっています。
現在のところ、この病気には有効な予防や治療方法がなく、感染すると樹勢が衰え、ぶどうの生育や着色に大きな影響を及ぼします。
我が家でも栽培規模を縮小しながら何とか栽培を続けてまいりましたが、今年は被害が大きく、巨峰・ピオーネは収穫を断念せざるを得ない状況となってしまいました。
また、新たに苗木を植え替えても巨峰・ピオーネ系統の品種は再び感染する可能性が高く、安定した品質でお届けし続けることは難しいと判断しています。
今年の販売について
このような状況から、今シーズンは巨峰・ピオーネの宅配販売を承ることができない可能性がございます。
毎年楽しみにお待ちいただいている皆さまには、このようなお知らせとなりましたことを心よりお詫び申し上げます。
ただし、収穫できたぶどうの中には、品質を確認したうえで、配送には適さないものの、美味しく召し上がっていただける房が収穫できる可能性もあります。
そのようなぶどうにつきましては、数量限定でFarmer’s Marketなど対面販売で販売させていただく場合がございます。
販売できる数量や時期につきましては、収穫状況を見ながらホームページやSNSでお知らせいたします。
これからのぶどうづくり
一方で、黒系ぶどうにつきましても、新たな品種への取り組みを始めています。
現在、シャインマスカットとジーコを交配して育成されたマスカット・ノワール、そしてベーリーAと巨峰を交配して誕生したBKシードレスの栽培を進めています。
まだ若木のため十分な収穫量はありませんが、来年以降、樹の生育に合わせて少しずつ皆さまへお届けできればと考えています。
最後に
巨峰・ピオーネは、長年にわたり天野ぶどう園を支えてくれた大切な品種でした。
栽培を続けることが難しいと判断したことは、私たちにとっても苦渋の決断です。
しかし、お客様へ品質に自信を持ってお届けできるぶどうを育て続けるための決断でもあります。
これからも「大切な方に贈りたくなるぶどうを。」という想いを胸に、一房一房と向き合いながら、新しい品種づくりにも挑戦してまいります。
今後とも天野ぶどう園をよろしくお願い申し上げます。

