畑の様子

「房づくり」、それは生育の超繁忙期の幕開け。


こんばんは

今日の勝沼は、明け方から雨が降り続き、15時ごろまでにおよそ20mmの降雨があったようです。
その後、雨が止んだタイミングで草刈りのため外に出ると、急に青空が広がり、そこから太陽が顔を出しました。
強い日差しと高い湿度の中での草刈り作業は、まさにタフな気候条件でした💦

さて、現在の畑の様子ですが、写真のぶどうの房はアジロンです。
アジロンは古くから栽培されてきた品種で、香りが強く、種ありで甘みのあるぶどうです。成熟が早く、8月上旬には収穫が始まります。


房の全長は現在およそ10cmほどで、週明けの半ばには開花が始まるかもしれません。

ぶどうの花が咲き出すと、いよいよ超繁忙に突入します。
巨峰、ピオーネ、シャインマスカットといった大房系の品種では、開花中に房の大きさを整える「房づくり」を終えないと、良質なぶどうが収穫できなくなってしまうため、花の開花状況との追いかけっこが始まります。

そして、その「房づくり」に先立って行うのが、現在進行中の新梢の「誘引」です。
上へ上へと伸び始めた新梢を、テープナーという大型ホチキスのような道具を使ってぶどう棚の針金に留めつけ、次の作業がしやすいよう整えていきます。
この作業は、棚下が暗くなりすぎず、風通しも確保されるように新梢の位置を考えながら進めるのがポイントです。

これがテープナーです

何にせよ、ここからの約2週間は、生育期における最初の大きな山場となります。

「房づくり」の様子については、また後日お伝えします。